こんにちわ！Tocoです。

なんと涼しい9月、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

最近は、カイロプラクティックのほうが少し忙しく、なかなか更新ができていませんでした。
ご予約いただける曜日も変わったので、わかりにくくてすみません。

日・月→終日
水→18時からラストまで
火曜→午前中

このスケジュールをベースに、ご予約可能となっています。

プライベートレッスンで、じっくり効果的に身体をゆるめたい方。固いところはさくさくっとハンズリリース,もしてほしい方。どうぞ、ご利用ください。

 

先日、乗馬のことを書いたのですが。。。もう少し、コアがはたらいている心身について、インストラクターの目線で書いてみたいなと思ったので、再び書いてみます。

コアが働くって実際どういうことなの？
身体のコアと心のコアって一緒？べつなの？

そういった、SFPにトライする際に「？？？」になるポイントが、はっきりクリアになる体験でした。

まず、固める。それは、じぶんを守るチカラ

河口湖で乗馬をした、今年の夏休み。→こんなブログを書いています。

大自然の中にある心地いい馬場で出会ったお馬さんたち。愛情いっぱいに育てられたお馬さんだということは、ひとめでわかりました。
だけどだけど。。。
「じゃ、乗りましょう～」←インストラクターさんの朗らかで揺るぎないコマンド

もう待ったなしにひょいっと乗ったら、その高さと、生き物の背中にまたがる不安定さ（動くし！たいらじゃないし！）

お馬さんには血を吸う羽虫が寄ってくるので、追い払うためにさかんに足踏みをするんですが、そのたびに「おちるう！」

すると。。。ヒトの身体は、とっても正直＆スピーディなレスポンス。

わたしの意志とは無関係に、

全身の関節を固める（こおりつき）
姿勢反射が強く出る（下肢をぴんとつっぱる）←神経生理学で習ったやつがっちり出ました
背中が丸くなり体幹は屈曲する（うずくまるイメージ）

とまあ、一瞬でこれだけの反応がばばばっと起こるのです。

ちなみに、四肢をつっぱるのと、うずくまりたい反応はちょっと真逆なことなので、身体がアワアワとどっちにいったらいいのか迷っているふうも、感じられました。…おもしろい。

書き並べてみると、仰々しいですけれど、、、
これらはすべて、未知なる状態、不安な状態におかれたときの、神経的な身体の反応です。

SFP®ではよく、「ゆるめてね」「固めないでいいよ」とお声がけします。
だから、時折、「固めちゃだめなんだ」って思ってしまう方も見受けられます。

けれど、これらの反応って、決して、わるいものではなくって。
太古から受け継がれてきたDNA、様々な形態だった私たちの祖先が、重力下で生きるために、そして身を守るために利用してきた大切な防御反応たちなのです。

様々な神経的防御反応を一斉に出したりひっこめたりながら、なんとかバランスを取ろうとする、じぶんの身体を感じたとき。。。

なんて、精妙で、よくできていて、いとおしい身体なんだろう。

ありがと、わたしの身体。

背中の上でこんなにドタバタされても、乗せてくれるお馬さんもほんとうにありがとう～。

感謝がじんわーり湧いてきました。

 

 

コアをつかう。人間のチカラ。

さて、硬直して固くなっていては、せっかくの乗馬がいまひとつ楽しくナイし、お馬さんもいやだろうし。
見渡すと、パートナーも、他の参加者さん方も、わたしとと同じように、どうにかしてバランスをとろうと、身体を固めていました。

ふと、「あ、これはコアをつかうことだ」と思い。

まずは、穏やかで深い呼吸を。

そして、SFPでいつもしている、水平線を遠くに見るような広い視野を。

そう思ったら、不思議とお馬さんも、地面に生えている草を食べようと手綱をぐいぐいひっぱりっていたのをやめて、首を持ち上げて前を向いてくれました。

そこから、坐骨を立て、背骨がお尻からつむじまで、上下に気持ちよく伸びて揺らいでいるイメージをします。

SFPを体験された方ならおわかりだと思うのですが、、、

上下に伸びるとき、お尻のチカラをふんわりと抜きますよね。

お馬さんにまたがった状態で、これをすると、、、

お馬さんの背中と（というか鞍ですが）自分のお尻が、やわらかく溶け合って、一体感がぐっと増すのです。

そうしたとたん、全身を固くしていたチカラが抜け、お馬さんの動きともひとつになってバランスがとれるようになりました。。。お馬さんの身震いも、心なしか減ったようです。

そして、呼吸とともに、風や香りやうしろの風景も、お馬さんの息遣いや視線も、観えないけれど身体にすーっと浸透して、360度に心地よい感覚がわいてきました。

これってね、

コアを使って、心と身体を調和させる。。。

そして、じぶんの心身だけでなく、空間、他のものとも調和しながら動くことができる。。。「人間のチカラ」なんだと思います。

 

コアをつかって、ストレスフリーに。

お馬さんの上でコアから動く。
この経験から、改めて感じたことは。。。

コアから動くということは、
じぶん自身の身体を整えることを越えて、空間や他者に広がること。

だからこそ、変化する環境の中で、ストレスフリーに、心身がいつも安定していられるのだなあということでした。

人の脳って、「今、じぶんは安定しているかな？OKかな？」と、じぶん自身を、「閉じた空間」「止まった状態」として感じようとしやすいのです。

けれど、そんな脳の特性も受け止めながら、

動きの中で、自然な活動の中で、調和しながらコアを感じること。。。

たとえば、電車の中で。（満員だとちょっと大変だから、初めは空いているときがいいですよ）
たとえば、ミーティング中。
お散歩中。
誰かと話しているとき。
趣味をしているとき。。。

コアから動くこつを知っていることで、より心地よく、より楽に集中できる。

それがわたしたちの持つ、コアのチカラなんだと思うのです。

ストレスフリーに楽しむ日々が、皆さんのコアから動き始めるといいな、と心から思っています：）